先日、講評会に参加しました。
7月に、本の装画・挿絵を描く企画展が参加するのですが、ギャラリーと書籍のデザイン会社さんの合同企画で、事前に何度か集まってラフを講評してもらい、デザイナーさんと打ち合わせして仕上げて行くという本格的な展示。
実際の書籍の仕事の、ラフからの進め方を勉強できる貴重な経験です。
課題本が難解な話で、二回読んでもすんなり物語が頭に入らず、途方に暮れつつなんとか挿絵ラフを3枚描いていったのですが、見事に撃沈してしまいました〜・・。
他の皆さん、ラフといっても私みたいにサラッと数枚描くだけではなく、物語が自分なりに解釈できるように、シーン毎にメモして挿絵をパターン多く描いていたり、登場人物全部描き出してみたり・・。
またそのクオリティーの高い事・・!
素敵な絵をたくさん見ました。
そして、とにかく、絵を描く姿勢が私と全然違いました。。
私はこれまで、頭の中で散々考えて、パッとひらめいたものを落書き程度にラフを描いて、本番描いていたんです。
でも、仕事として描くという事は、依頼者に対して説得できるようなものを描かないといけないわけですから、説得力のある絵と、相手を納得させるだけのプレゼンテーションができなければだめですね。
それには、何度も何度も描いて自分の中で消化して理解しないと。
今回撃沈したけど、撃沈してよかったのかも。
色々大切な事に気づきました。
デザイン会社の方のお言葉「プロは描かないといけない時に必ず描く」
私もそうなりたいです。
次の講評会は来月なので、その時には撃沈せぬよう。。